アレクサンダーテクニーク研修生によるピアノレッスン

ピアニスティックノート

アレクサンダーテクニークの先生を養成する先生を、マスターティーチャーと呼びます。

シアトルのキャシーは世界的マスターティーチャーの一人です。毎年日本で教えてくれています。
今日は彼女の言葉を紹介します。

ホルンを吹く生徒さんが、どうして練習をするのかという疑問を持った時でした。

プロの人たちも練習します。それは動きを洗練するためよ。

キャシーはそういいました。
わかっていそうで、あまりわかっていなかったことでした。

既に弾ける曲の演奏。その質を高めるには動きの質を、音程の精度を、音質を、ピアノならタッチを洗練していく必要があります。

新しいことを習得する練習、コンサート前にさらう練習だけが練習ではありません。
日々やっている動作、既にできることをさらに無駄なく効率的にしていく探求のことです。


自分の協調作用を働くようお願いする思考を使い、
身体的に心理的に有用なやり方、アイディアを実験します。

こうも弾けたけど、こう考えて弾くとより繊細な表現がしやすくなる。音量が得られる、より正確に弾ける・・・
そういうものを無限に見つけていくことができます。

アレクサンダーではレッスンが実験のプロセスなので、そのやり方を自分の練習でも活用しやすくなるのです。

新しい曲の勉強にも、本番前にさらうことにも、もちろん活用できるプロセスです。

音符に追われるだけは嫌。
レパートリーを増やしつつ、質を高める。これをやりたいわけですよね。

例えばタッチを洗練できれば、どの曲でもそれをいかすことができます。
譜読み、仕上げ、復習、もちろん演奏が面白くなります。

タッチを洗練しつつ多くの曲を学べるようになるやり方があるとしたら、試してみたいと思いませんか?


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アレクサンダーテクニークを学んでいて、すごく大きな恩恵だな、と思うことがあるので、今日はそれをご紹介します。

演劇や歌、演奏の悩みをもって学び始める人が多いです。

そしてありがたいことに、レッスンを重ねるにつれて、その悩みがどんどんほぐれていきます。

しばらくして、また新しい課題が現れてきます。

最初は、いつまでもこれが続くの?!と思うのです。

私たち人間とはとても複雑で繊細で精密な存在です。
これでよくなりました、終わり!ではないですよね。

終わりがない。それがちょっと嫌だなと思う人もいるかもしれません。

何年習ったら修了!とはいかないのです。
考えれば、ピアノだって歌だって演技だって、卒業はないですよね。

テクニークを使って自分を変えていくヒントは毎日あります。

なんかパソコンをやって疲れた。
引っ越しの時に腕が痛くなった。

そういう時に、ああ、こうしていたから痛いんだな、と自分を分析することができます。

小さなことでも、日々トライして、新しい体験をすることができます。

手に方向性を与えるワークをしたら、歯ブラシをもった感触が変わりました。
柄の”しなり”をより繊細に感じたのです。
この場合、指に与える方向性は末端へ向けてのものです。

自分で日常の中で実験するというスキルや気づきが、ピアノにも生きてくるのです。

学びを積み重ね、そして日々アップデートするプロセスの面白さが、ピアノ演奏の向上の面白さに付随してくるのです。

時にテクニークの学びにスランプを感じることもあります。でもピアノを上達したいという気持ちが学びを前に進めてくれます。

ピアノにスランプを感じる時は、アレクサンダーの学びの題材としてピアノを活用します。ピアノでない題材でも、いずれ演奏向上に資するスキルを学ぶことができます。

どちらかしか上達できない、というレッスンではないのです。


好きな楽器演奏を向上できるし、向上するスキルもまた上達できる。
そのスキルはなんにでも応用できる。

一粒で二度おいしいどころではありません。


一生自分という存在を題材に探求できる、新しい世界が待っています。


ヤマハフルコンで体験するアレクサンダーテクニークセミナー、募集中です。12/10 @江東

  1. AT
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こんばんは。更新が久しぶりになってしまいました。

個人的には高校生のお弁当作りが、25日間に23回、みたいな生活でした。2学期は活発ですものね。

そして、コンチェルトを引き続き勉強しています。

そのピアノですが、幸か不幸か、終わってから気づくことが多すぎて。終わってからのほうがぐーんと向上している気がします。

むしろ喜ぶべきですね。

そんななか、アレクサンダーテクニーク教師養成コースでの学びも、3段階を前にしてティーチングの勉強をしています。

先日、裕介さんのレッスンを受けました。今日も受けました。

そこでの私の課題は、保留することです。

たとえば、生徒さんが動いた時になにかが見えた、と言う時。

生徒さんがなにかを話してくれた時。

すぐにそれを題材にしてアプローチしたりせず、いったん保留する。

気づいても、なにも言わず自分だけに持っておくのです。


確かにこれは何かの場面でやっていることです。

ですが、アレクサンダーの発見を使ったティーチング、と言う場では、まだまだ私はそれが適切に使えていないようです。

保留のオプションを裕介さんに提案された後、いろいろ思い出すことがありました。

あの時先生は保留していたんだ!とか、あの場面で保留すればよかった!とか。

なるほど、話を最後まで聞くと、よりレッスンの行き先が面白いものに展開していくかもしれません。

それには生徒さんの言ったことをいちいちとりあげず、保留しておく必要があります。

すぐに答えを出す、すぐに提案をする、という反応を選ばず、保留する勇気を持ちたいです。



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週末、先週末の台風の影響は、皆様のところでは大丈夫だったでしょうか?

私の住んでいるところでは、先週の大雨の翌日に河川の氾濫警報が出ました。大事には至りませんでしたが、自然の猛威を思い直すきっかけになりました。

自然、といえば、私たちの体も小さな自然、宇宙のようなものです

部分だけでは存在しえません。

劇画ブラックジャックで、主人公はピノコを作り出しましたが、実際は起き上がる生命体をあのように部分をつなげて作ることはできないと私は考えます。

全身の中、そして周りも、筋肉とそれを包む筋膜でつながっています。骨と筋肉、神経だけでは私たちはこのように動くことができません。直接つながりあっていない筋肉も、筋膜的つながり、というようなもので、連係しあっています。

体の力を抜くと、腕に力は入りません。また、手を”脱力”しようとして本当に力をぬいてしまうと、体の筋肉も張りが失われてしまいます。

部分だけを直そうとしてもうまくいかないのです。

ではどうするか?

アレクサンダーテクニークでは、全身の協調をもたらす建設的な思考を提案します。木を見て森を見ないのではなく、森を見て木がおのずと変わって来るのです。

正に幹と枝の関係です。幹にアプローチすることで、枝の動きもより効果的、効率的になることができるのです。

作曲家シューマンは、文字通り指だけを鍛えようとして、演奏家となることを断念しました。ピアニスト養成ギブスはありません。あるとしたら、全身とそれを協調する考え方、自分の使い方、そして正しい解剖的知識でしょう。

体験セミナーでは、グランドピアノを使いながら、アレクサンダーの原理を体験します。また個別に弾いてみたい曲でワーク(レッスン)もしていきます。今回から外部のセミナーではヤマハフルコンサートグランドのスタジオを使います。とてもお得な講座ですので、是非ご検討下さい。

11月12月は個人3回コースとして、ピアノボディスクールを開講します。ご都合の良い日時を選んでいただけますので、この機会に変化のきっかけをつかみたい方におススメです。遠方からも受講していただいているワークショップと同じ内容を、個人でレッスンしています。


詳細はHPで。 https://kaorikitagawa.jimdo.com

アレクサンダーテクニーク研修生によるピアノレッスン
北川香里

ヤマハCFIIIで体験するセミナー
ピアノボディスクール個人3回コース
ショートレッスン、レギュラーレッスン

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台風の影響が気になりますね。

土曜日の昨日は、ピアニストの先生のレッスンを受けてきました。

ショパンの協奏曲は1楽章を弾いたので、次は3楽章です。

2楽章は併行しておいおい弾くとして、やはりラスボス3楽章を早めに目途をつけたいですからね。(11月から1楽章を始めたものの、難所が複雑すぎて、最後は追い上げるしかなかったので大変でした。)

コンチェルトは時間もかかり大変で特殊ですが、理想的には、常に半年先、1年先、その先を見越して選曲、勉強、演奏していきたいと考えています。

となると、次の9月まで、コンチェルトは日の目を見ません。

それでは寂しすぎます、クリスマスコンサートに弾く曲もないなんて!
そこでバッハプログラムを構想していたころのWordファイルを開いてみました。

シャコンヌをまだ弾いていないではないですか!

弾けるかなんてわかりませんが、とにかくその日のうちに9月29日に、手を付け始めました。

楽譜自体は10数年前に手に入れて、ちょいちょいやって見てはいたのですが、弾ける気がしなかった。

9月に弾いてみて、自分の変化に気付きました。ショパンでは細かい音が多かったのですが、ブゾーニ編のシャコンヌは重厚な多声が特徴的です。

響きが厚くて、自分でもこんな音が出るなんて、と驚きました。
いきなり両手で弾ける部分が増大していました。
タッチタイピングというか、タッチの精密度が上がっていました。

つまり端的にいうと腕があがった、ということでしょうか。

なんかショパンよりこっちの方が早くできそう。
そう、正に今弾くべくして弾いた!と言う感じです。

楽しくてしょうがありません。


前置きが長くなりましたが、10/21に早速2時間のレッスンをお願いして、3楽章とともに見ていただきました。
初めて先生の前で弾く3楽章は、いやはや大変でした。両手で弾くと、まだまだゆっくりでもクリアーでないところが丸わかりです。

大事なのは、そこで、自分をジャッジして、弾けてない!だめだ!と言ってしまわないこと。
何度も自己嫌悪に陥りかけました。でも、弾けないからこそ習っているのです。

自分をジャッジしてもいい音は出ない、指も動かない。そのことは自分が一番わかっているのです。

ひたすら無心でピアノに向かいました。
私と先生とピアノがあるというより、そこに演奏とレッスンだけがありました。

1時間以上3楽章をレッスンしていただいたのち、シャコンヌに取り掛かりました。
すべてのフレーズにアドバイスをいただいて、もう並みの充実度なんてものじゃありません!

あっというまの2時間でした。

頭がすっきりしていました。
腕もさほど疲れていません。むしろ今まで練習した時より楽です。
帰ってからも録音を聴いて、ピアノでもおさらいしました。

生徒としてレッスンを受けながらでも、全身の協調をもたらす建設的思考は役に立ちます。
練習の質、レッスンの質をあげることができ、同じ時間の練習でも充実度があがります。

なにより疲れにくくなり、練習量も増やすことができます。
それも根性の練習時間、ではなく、建設的な練習です。

ただうるさい音ではなく、ピアノの響きを体で止めてしまわない、デリシャスな音に囲まれて練習できます。

コンチェルトやシャコンヌが弾けることも素晴らしいですが、一人でいても、充実した時間がピアノと過ごせる幸せがありました。

これこそピアノを学ぶ人の醍醐味ですよね。


お申込み受付中。
少人数で体験できるセミナーです。11/3,12/10 @江東区

ヤマハフルコンCF-IIIで体験するアレクサンダーテクニークセミナー

テーマ : ピアノ    ジャンル : 音楽
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プロフィール

かおり

Author:かおり
アレクサンダーテクニーク研修生によるピアノレッスン
グランドピアノと演奏に役立つ解剖学を使ってレッスンをしています。
HP kaorikitagawa.jimdo.com
もっと上達したい、いい音を出したい、楽に弾きたい、練習しても思うように弾けないというを方を、ピアノを弾く立場からナビゲート致します。

私自身、幾度も行き詰まりながら、再びピアノを弾けるまでに復活し、念願のオーケストラとの共演も果たしました。

アレクサンダーテクニーク教師養成コース研修生として、美しい音と心と体にやさしいピアノ演奏を探求中。
Body Thinkingコーチ。

クラシックをメインに、ソロコンサートなど演奏活動をしています。

TOEIC970・日英通訳。

ジュリア・キャメロンのモーニングページ、アーティスツウェイを唱道しています。

ツイッターアカウント@kaorilavender

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