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自分を解き放つとき。ブラームスを弾くATレッスン

2015.06.30(15:08) 607

今日はThinking Bodyのクラスでした。

その中で、みんなの前でピアノを弾くというレッスンを選びました。

用意した楽譜はブラームスのインテルメッツォ118-2。

押しも押されぬブラームスの名曲中の名曲です。

今日の課題として、
すでに弾ける曲なので、イメージをそのまま音にしたい、
といったところ、

康裕さんは、

キャシー(シアトルからくる先生)のいう、
聴衆をどんな動作にご招待したいか、
動詞(verb)を考えて、招き続けて弾いてみて

といきなり実験の提案をしてくれました。

普通、一回やってみて、それからティーチャーが何か言うのですが、
かおりさん、最初から実験してみましょう、と。

最初の演奏。

招き続けて弾くことはできました。
悪くないと思いました。

ピアノの先生であるたづこさんも、
いろいろ考えてくれて、
最終的に

もっとよくなれる気がする
といってくれました。

私も、

そうだ!こんなもんじゃない!

と口に出していました。

同時に、自分が演奏上の安全圏に居ようとしていたことに気づきました。

それを告白し、あることを心に決め、再現部からもう一度。

その演奏中、涙がにじんできました。
だってそれは私のやりたかった演奏だったから。

どうでしたか?との問いに対する私のコメント

皆さんがswingしたらいいなあと招いていました。
それなのに自分は正しい動きをしようと、自らを制約していました。
だから、
今まで学んだボディシンキング、
たった今人様に教えさえした解剖学、
すべて、捨てて、自分が動きたいように動く!
そう思って弾いたんです。
そうしたら、久しぶりに涙が出ちゃった(;_:)
今日はここまででいいです。ありがとうございました。

とレッスン終了。

私は知らず知らずのうちに、

過去に出した美しい音、それを壊したくない
学んだ正しい動きからはずれたくない

という思いから、自分の動きに制限をしていたのです。
体だけじゃない、心に制約をかけていました。

だから、
”すべて”やめて
やりたい音楽をやるためにすべてを許しました。
心身を解き放ったんです。

たづ子さんは(彼女はいつも演奏へのコメントがとても秀逸なのです!(^^)!)

ドイツ人の巨匠がそこにいるみたい。
ブラームスが弾いているみたいだった。
私もずっと弾きたい曲なんだよ。
よかったよ。

そういってくれました。

先日の講座で生徒さんが最後に聞かせてくれた音色を
思い出してはうるっとしていたのに、
今日は自分が解放されてうるうるしてしまいました。

今日の教訓:できるようになったら、安全圏を飛び出して。自分を解き放って、自由に弾いてみよう!

ピアニスティックノート


2015年06月
  1. 自分を解き放つとき。ブラームスを弾くATレッスン(06/30)
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