アレクサンダーテクニーク研修生によるピアノレッスン

ピアニスティックノート

コンクールは昨日無事終わったんですが、ちょっと自分自身にショックなことがあって。分析してみました。コンペは、講評を受けて勉強になった、緊張感のなか弾ききって自信になった。確かに理論的にはそうでした。

実は、私の一つ前の人が遅れていて、その人は、出番の前に来はしたんだけど、その時急に私が先に引いて、と審査員から言われたのです。遅れた人の、前の人の演奏が始まる時点で、次の人が決まっていませんでした。すぐ来るかも知れないし。ひとつ飛ばして私になります、と事前に決めてくれませんでした。

20分の持ち時間に、5分のインターバルで、全員のタイムスケジュールが10時から夜8時まで、事前に決まっていました。私も甘かったんだけど、前の人の25分間で、心の準備をして、トイレ行ったりしようとあてにしていたのです。最初の人が弾いている間、次が自分かもしれない、って言いきかせ続けるのは疲れるから、何もしていませんでした。そこに居たけれど、ブルペンには入っていない状態でした。

今思えば、来ていない人の演奏時間をあてにするのも無防備すぎたんですけど。

こういうことはよくあるけれど、5分とか10分の前倒しだったりするので、直前の人をあまりあてにせず、2人前からアップし始めたりしていました。今回は25分あるので、一つのずれが大きすぎました。

全員がなるべく実力を発揮できるように配慮する、という不文律(例えば遅刻しても開催時間中なら演奏させてもらえる)とか、主催者の指示に従うというルールはわかっていました。でも、実は言い渡されたとき、え!!聞いてないよ、とドキッとしました。

で、私はどうしたか?

予想がつくかもしれませんが、平気じゃないのに、平気なふりをして!!しまいました。トイレだけいって演奏しました。

選択肢は:
嫌です!という。(コンクール中に審査委員長にそんなこと言えるわけないじゃん!)
遅れた人に弾けそうですか?ってきいてOKなら弾いてもらう。(その間アップする。自分がそんなに大事か?)
トイレ行きたいので(または何も言わず)4-5分時間下さい、という。

でも言えませんでした。5分下さいって、急に言われたことに対してなら、まんざら無理な要求でもないと思うんですがね。
5分もらってもいい演奏できなかったら、口だけみたいでかっこ悪いじゃん!そんな心の声がしました。

どうして平気なふりをして、言えなかったか。5分で心の準備ができるかわからなかったから、と気づきました。

どうしてわからなかったか?自分が、信じられなかったから。
自分を信じられれば、5分で準備ができたに違いありません。妙な話のようですが、準備できないかも、と、自分を信じなかったから、思惑通り、本当に準備が出来なくなってしまったのです。

結局、不意を突かれたその瞬間、とても無防備な状態になっていた時、自分を信じてあげられませんでした。

最初は周りを心の中で責めました。私は早起きして時間前に来ている。遅れた人が準備の時間をもらって、私は貰えなかった。25分あると思ったものが2.3分になったことが、ショックだった。誰も謝ってくれなかった。不可抗力で無く、人間のミスだ。などなど。

でも、会場はコンサートをしたのと同じところだし、審査員の方は今年の私の変化を一番よく知っている人でした。最近少しづつよくなっているし、リハより本番がよくなっているの知っているから、私は大丈夫と思ったに違いありません。

そう、審査員は私を信じてくれた。でも私が自分を信じなかった。自分は、吹っ切れている人間で、自分の意見を言える人間だと思っていたのに。その大切な瞬間、自分の感情を表さず、封じ込めようとしてしまった。そして今朝になって、自分を信じなかった悲しみに対し、本気で喪に服しています。

trust とdistrust その2つはどこから来るのだろう。

  1. 心と体
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プロフィール

かおり

Author:かおり
アレクサンダーテクニーク研修生によるピアノレッスン
グランドピアノと演奏に役立つ解剖学を使ってレッスンをしています。
HP kaorikitagawa.jimdo.com
もっと上達したい、いい音を出したい、楽に弾きたい、練習しても思うように弾けないというを方を、ピアノを弾く立場からナビゲート致します。

私自身、幾度も行き詰まりながら、再びピアノを弾けるまでに復活し、念願のオーケストラとの共演も果たしました。

アレクサンダーテクニーク教師養成コース研修生として、美しい音と心と体にやさしいピアノ演奏を探求中。
Body Thinkingコーチ。

クラシックをメインに、ソロコンサートなど演奏活動をしています。

TOEIC970・日英通訳。

ジュリア・キャメロンのモーニングページ、アーティスツウェイを唱道しています。

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