アレクサンダーテクニーク研修生によるピアノレッスン

ピアニスティックノート

今月より、ほぼ毎週AT(アレクサンダーテクニーク)を深く学ぶコースに入ります。あさってから自分のコースは始まるのですが、今日は別のコースで通訳をさせていただきました。

この学校で既に数回は海外の先生のクラスは出席し、自分のレッスンの時は先生に直接英語で話しました。ですが’通訳’のポジションは初めてでした。正直言って、この学校の通訳さん達を見ていて、マジパネエ、と思いました。

新年度の幕開けにふさわしい出来事ではあります。

9月から再開した英語の勉強は、

最初は英訳を時事英語のテキストで1800問、和訳を200問、を軸にしてのリハビリから始めました。
同時にweblioを活用した単語力増強、いろんな分野のテキストなどをやりました。
特に科学についての英語のテキストは、因果関係など理論的に書いてあるので、概念的な言葉、論理的な文章になれる練習になると思ったのです。

さて、英語力のリハビリも進んでくると、私は、ある予想のもとに通訳のシミュレーションをしました。ただやみくもに英語を練習しておけばいいというものではありません。自分がしゃべくるのが目的ではありません。それに元来日本人の私が、完全な欧米人になるのは不可能だし、英語のカバーする範囲は途方もないですから。ではまず何からすべきか。

予想されるのは、先生がこのコースでやろうとすることを説明することです。そして考えが行動を支配する、という原理について、あるいはATの授業で教えるに違いないことについて説明すると思われました。

つまり概念的なこと、総括的なことを、先生が冒頭陳述ではないですが、結構長く、熱く語られるだろうということが考えられます。そういう話を、一文ごとに訳して生徒さんにわかるようにしゃべる、ということが必要になります。

VOA(アメリカのラジオ)CNN,NHKのニュース、そしてTEDの講演を教材に、そのスピークの練習をしました。まあ特訓です。20代の頃ならいざ知らず、外国人と接することなく14年も生活していましたから、それはもう必死の復帰大作戦なのです。そして、この2か月くらいから、自分が日本語訳をいう練習にほぼ全面的に切り替えました。これがやればやるほどなかなか手ごわい。英和の通訳では、なめらかな日本語を言うのが一番の難所かもしれません。

いろんな題材を使って練習しましたが、宇宙のトピックを訳すときに、実際に手を動かしてみたら、(星雲があって、小惑星の引力でかけらが引き寄せられてる)やりやすかったので、手を動かすこともやり始めました。効果はあります。モードに入るみたいです。

実際この予想とシミュレーションはあたり、先生の講演的な話が始まると、レッスンの冒頭から先生と自分の周波数があったように、自分が両者の媒体となり、あたかも透明な存在になり、手を小惑星以上にかなり動かして、私は日本語を発していました。実際、動きが発語を助けました。

頭の中はコンセプトをサーチしています。そして言葉が口から出る。右脳が生きていて楽しい感じでさえあります。実際はマジパネエ状態です。どうやってやってるんだろうかと、素面で考えたら怖いんですけど。

大統領の影のSPのように、黒子のように(私は黄色かったですが)、お告げを告げる人、ではないですが、先生の言葉を先生の代わりにみんなに伝えました。経験者で真のバイリンガルの先輩が今日は出席して下さっていたので、どうしても難しい時は助けていただけました。要は、みんなが授業を理解してくれればいいのですから。

チャンネルが、通信ケーブルがつながったかのようです。先生も日本語を勉強してらっしゃるせいか、表情からかみんなに伝わった手ごたえがあるようでした。結構わかっていらっしゃるようなのです。(^_^;)(^_^;)。

シミュレーション通り、先生と生徒さんたちの間に私が介在する。2者と私、という状態です。その時の私と先生のチャンネルは、wifi使えます状態に近かったです。少なくとも自分の手ごたえでは。先生もみんなのリアクションを見ているので、伝わっていることが伝わるのでしょうね。


ややこしいのは、1対1で先生が生徒さんを見る時、私がそれを言語で助けるのですが、それをほかの生徒さんが勉強のため見ているのです。3者とわたしになります。

また、先生は生徒さんの体に軽く触れています。言葉を使い、そして手を使って教えます。私の立ち位置と、文字通りポジションが先ほどとは変わってしまうのです。どうやら1対1の時使えていたチャンネルがこの状況で危機に陥ったのです。

先生が聞く、生徒さんが答える、この切り替えが相当素早く行われていきます。ある意味それを助けると同時にそれをみんなにも放送している。しかも皆さん、題材が十人十色なのです。

チャンネル云々。これは、帰ってきて今日やったことを考察して見出した、私の通訳状態のコンセプトです。どういう考えがあれば、1対1+大勢+私。この時チャネルが作られるのか。

チャンネルが直通していると思われたとき、私は渦中にある話題の、意味・コンセプトの中に入っています。迷いなく、先生の話を消化してどんどん日本語で発語します。

先生が生徒さんに触れ始めると、会話はある意味簡単になり、私はちょっと時間が出来、意識が甦ってきます。先生が生徒さんに直接話します。自分がここにいて、なにしてるんだろう。どこに立とうか。うまくやりたいのにぐるぐるしてきます。

さっきまで、透明になってそんなこと考える暇もなく、使命を結構果たしていたのが、素に戻ってくるというか。

この素。素だと、素面だと、私は何事もあまり上手にならないのです。こう決めつけるのは変ですが。もちろんとても簡単な会話なら問題ないでしょう。でも両者の間に入って、かつそれを放送する、という役割を、素でやることはなにかが全然違う。同じ自分なのに。

そこに居た方なら、”入っている”状態の私と、意識に気づいてしまった素の私をご覧になったかもしれません。
これが本当に素といっていいものかは、わかりません。ある領域から出てしまったらしいの。

3者の間に立っても、入っている=チャンネル開通状態をシミュレートする必要があります。

何を達成したいのか。事前のシミュレートと同じく、それが明確になれば、自分を100%生かす介在が可能になるでしょう。これが通訳としての次の探求です。

  1. AT
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プロフィール

かおり

Author:かおり
アレクサンダーテクニーク研修生によるピアノレッスン
グランドピアノと演奏に役立つ解剖学を使ってレッスンをしています。
HP kaorikitagawa.jimdo.com
もっと上達したい、いい音を出したい、楽に弾きたい、練習しても思うように弾けないというを方を、ピアノを弾く立場からナビゲート致します。

私自身、幾度も行き詰まりながら、再びピアノを弾けるまでに復活し、念願のオーケストラとの共演も果たしました。

アレクサンダーテクニーク教師養成コース研修生として、美しい音と心と体にやさしいピアノ演奏を探求中。
Body Thinkingコーチ。

クラシックをメインに、ソロコンサートなど演奏活動をしています。

TOEIC970・日英通訳。

ジュリア・キャメロンのモーニングページ、アーティスツウェイを唱道しています。

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