鍵盤は長ーい!腕も長ーい!

ATを学んでいると必ず教わることがあります。それは、腕の始まりは胸鎖関節(鎖骨のはじっこ。胸骨についているところ)であるということです。

腕はそこから動いていい。そして指先がタッチしたいところに触れるために、腕全体が協調して動きます。肩甲骨も腕についていっていい。肩甲骨は背中にはくっついていない骨です。

そうすると、ピアノを弾くときにとても長い棒が何か所かで折れ曲がって、円木(公演の遊具)みたいに動いているような気がしてきます。少なくともわたしはそうでした。

そしてピアノに目を転じると、弦を叩くのは白いもこもこしたハンマー。それにつながっているのは長い木の部品で、鍵盤の白いところもそれと一続きになっています。つまり鍵盤も長い棒なのだということがわかります。

自分の胸鎖から始まった腕が伸びて指先がピアノに触れる。そこは鍵盤でもありハンマーに続く長い木の棒。それがハンマーを動かし音を出させます。

二組の棒が相関するように動いています。この長いものが動くイメージを持って弾きます。

指を振り上げてキーに叩き落とすことは、構造に沿っていないことがわかります。確かに指が落ちてキーを下げますが、それは動きのほんの一端にすぎません。

数百キロの楽器を鳴らそうと、小さな指先だけ振り回すことは無理なのです。構造にそった動きをすれば腕は楽に動いて、楽器も良く答えてくれるでしょう。

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