過去の自分からの成長を検証する

これまでことあるごとに

誰かと比べられること。
自分を誰かと比べること。

よくあったのではないでしょうか?

同じ発表会に出た誰かと。
自分より難しい曲を弾いた誰かと。
自分より高い声が出る誰かと。
自分よりミスをしなかった誰かと。

よく考えれば、人は一人一人、個性が違います。
体格も、育った家庭も、教育を受けてきた環境も違います。
今回の演奏までに費やしてきた時間も労力も、親の方針も気合も(!)、先生の力量も、すべて違います。

もし、学業との両立をして来た方なら、それだけで既に立派なものです。

さらに社会人ともなれば、それぞれ違った責任のバランスをもっています。
仕事、家庭、子育て、看病。。。自由になる時間は、正に人生いろいろです。

かける比重だって、レッスンを受ける頻度だって、練習時間だって、持っている楽器だって、予算だって、みんな違います。

つまり、同じ日同じ舞台に立ったとしても、ライバルは他の誰かではありません。

ライバルなんて存在しないのですが、強いて言うなら、過去の自分。

1年前の自分より、今日の私は成長していただろうか?
そう問うて、成長したじゃん、と言える時、”やったね!”とひそかにガッツポーズしましょう。

細かいことなどいろいろ言う人がいるかもしれませんが、アートでは自分のペースで、前に進むだけです。演奏する、作品を創るだけです。批評は批評家に任せておけばいい。

それから、昨日、今日、明日というタイムフレームでついつい上達を量りたくなりますが、これも危険です。

昨日できたのに今日できない!
そんなことは当たり前におきます。

新しいことを習得するプロセスは、思いがけない速さや(遅さ)、タイミングで起こります。三歩進んで二歩下がる。また寝ている間に上達することだってあります。

進歩や変化している時ほど、前に出来たことが出来なくなることがあります。またはあたかも下手になったように感じることがあります。それはシステムが再構築する途上だから起きることですから、歓迎すべきことなのです。

むしろ、前と同じことが寸分たがわず同じように出来るなら、あまり変わっていないということかもしれません。

半年後の最低ラインが、いつの間にか今日のベストより上になっている。そういう世界です。

今日まで弾けなかったところを明日の本番だけ奇跡的に弾いてやろう、なんて、虫のよい超短期的な考えは捨てたほうがベターです。不可能なことをしようとすると、心身のシステムは混乱します。

1年かかっていい。そう自分を許してあげれば、半年でできるかもしれません。
10年後でもいい、と思って、5年になることだってあります。
長期的な熟達を目指しましょう。

比較するなら過去の自分と。往年の巨匠から学ぶのは有意義ですが、天才と自分を比較して落胆するのはナンセンスです。

上手い人に嫉妬することはごく自然です。嫉妬をそれに近づくアクションをとるエネルギーに昇華すればいいのです。

ミッション: 今の自分から成長して、1年後に笑おう。

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プロフィール

かおり

Author:かおり
美しい音を探求するピアノボディスクール
グランドピアノと骨格標本を使った講座・レッスンをしています。
HP kaorikitagawa.jimdo.com
もっといい音を出したい、楽に弾きたい、練習しても思うように弾けないというを方を、ピアノを弾く立場からナビゲート致します。

私自身、幾度も行き詰まりながら、再びピアノを弾けるまでに復活しました。

アレクサンダーテクニーク教師養成コース研修生として、美しい音と心と体にやさしいピアノ演奏を探求中。
Body Thinkingコーチ。

クラシックをメインに、ソロコンサートなど演奏活動をしています。

TOEIC970・日英通訳。

ジュリア・キャメロンのモーニングページ、アーティスツウェイを唱道しています。

ツイッターアカウント@kaorilavender

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