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肩甲骨と腕 ピアニストのための解剖学

2013.12.20(18:21) 385

11/29のブログで、腕の付け根は鎖骨の始まりと申しあげました。http://kaorilavender.blog.fc2.com/blog-entry-385.html

これからは、腕はどこから始まっているか、と聞かれたら、迷わず胸鎖(きょうさ)関節を指さしてくださいね!
 
胸鎖関節 森愈庵さんサイトより

鎖骨が胴体に唯一接しているのが、胸骨となす胸鎖関節です。(そのまんまです)

腕と鎖骨、そしてもう一人、上肢帯と呼ばれる腕に欠かせない役者がいます。三匹が斬る!みたいですね。

それは肩甲骨です。背中のほうにあるので、てっきり背中側のキャラクターかと思いきや、しっかり前側の登場人物でした。

つまり、下図の着色された部分。それが上肢帯=腕、鎖骨、肩甲骨です。
上肢帯
正面からみたところ

ですから、腕を動かす時、肩甲骨を背中に置いてけきぼりにしないで、前についてきてもらいます。
肋骨の周りを周回してすべるように、肩甲骨は動くことができます。その他もろもろ、上腕について、肩甲骨は動いてくれます。

腕も、肩甲骨も、胴体にはくっついていません。血筋でいういわゆる直系ではありません。
両者とも、鎖骨が胸骨につくことでのみ、軸(脊椎)につながっています。
腕や肩甲骨→鎖骨→胸骨→肋骨→脊椎とつながっています。かなり遠い親戚のようですね。

右手で、左の鎖骨から腕、手先とさすってみて下さい。また、肩甲骨から腕、手先とさすってみて下さい。
左手でも同じように、右の鎖骨、肩甲骨から腕、手先、そして肩甲骨から腕、手先と触ってみて下さい。
それがあなたの”腕”です。

今日のミッション:鎖骨と肩甲骨を触ってからピアノを弾いてみよう!


ピアニスティックノート


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コメント
カモミールさま

今回も大変興味深い記事をありがとうございます。

実は先週から、五十肩?のような痛みが続き、ピアノを弾くと痛みが指先まで。。。
練習したいのに、練習できない状態です。

腕が上がらないのは、やはり鎖骨も影響があるのでは?と思いました。

すぐ良くなるかはわかりませんが、鎖骨をすこしさすって温めてマッサージしてみようと思います。

ありがとうございました。
【2013/12/21 20:34】 | masakopiano #- | [edit]
masakopianoさま

コメントありがとうございます。

肩の痛み、辛いですよね。

五十肩は主に筋肉の使用のアンバランスが原因だといわれています。内側を使えばいいのに外側を酷使してしまったり。私は鴨居にハンガーをたくさん掛けた時に肩が痛くなり、トホホという時がありました。

腕がりかちゃん人形のようについているのではなく、鎖骨肩甲骨を通じて上体と不可分だという構造を知っておられると、いろいろ変わってきます。リーチも広がって、ピアノが狭く感じるという人もいます。

なにか使い方のバランスが不自然であれば、痛みが出るということは、極めて明快な体からのメッセージです。

頭と脊椎の記事も、ちょっとややこしいのですが、根源的に腕の動きに関わり、かつ大きな助けとなりますので、いずれ参考になさったらと思います。

いつもメッセージありがとうございます。お役にたつような記事をこれからもご提供したいと思います。

肩を冷やすのは厳禁です!!
寒いので余計にお大事になさってくださいね。

カモミール

> カモミールさま
>
> 今回も大変興味深い記事をありがとうございます。
>
> 実は先週から、五十肩?のような痛みが続き、ピアノを弾くと痛みが指先まで。。。
> 練習したいのに、練習できない状態です。
>
> 腕が上がらないのは、やはり鎖骨も影響があるのでは?と思いました。
>
> すぐ良くなるかはわかりませんが、鎖骨をすこしさすって温めてマッサージしてみようと思います。
>
> ありがとうございました。
【2013/12/21 21:10】 | カモミール #- | [edit]
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