ピアノのアクション構造 あなたのリーディングエッジ

ピアノを弾いていると、白鍵と黒鍵をいかにタッチするか、ということで頭が一杯になりがちです。
ペダルもありますが、ほかに演奏者が運動させることができるのは99%鍵盤ですからね。

ではどうしてピアノは音が出て、ダンパーペダルを踏むと音が延びるのか。
なんとなくわかっている気はしますが。。。

どうやって打鍵が打弦につながっているのでしょう?
鍵盤を弾くだけでなく、どうやって弦を鳴らしているかを調査してみましょう!

ピアノの断面図を見てみましょう。K社のご自慢のグランドアクションです。HPから拝借しました。
ピアノアクション

1が鍵盤ですね。長いシーソーのようになっています。手前を弾くほど小さな力で大きな作用を生むことができます。ラケットでいうスイートスポットですね。

3の数字の下あたりが、シーソーの支点になっています。(3と4はK社ご自慢の機構なのでしょうが、ここでは割愛します)

1を下げると左側が持ち上がって、ハンマー(数字の2の下あたりの白い丸い物体)がピアノ線・弦を叩きます。

通常、弦の上からダンパーが降りてきて、振動を止めます。止めたくなければペダルを踏んで、ダンパーを上げたままに保ちます。これが全ピアノ線に一斉に適用されるので厄介ですね。

モダンピアノはハンマーの搭載によって、大きな音が出せるようになりました。ハンマークラヴィーアのハンマーですね。チェンバロは弦を引っ掻いていたため、繊細で音はか細かったのです。

ベートーヴェンの全盛期にはピアノの鍵盤の数も増えてきて、彼に贈られた最新のピアノで作曲されたハンマークラヴィーアソナタは、従来の機種では高音域が足らなかったそうです。

さて、私も好きなピアニスト、A.ルビンシュタインは、何を考えてピアノを演奏しているかと聞かれて、
白いぽこぽこ動く奴(ハンマー)がどう弦を叩いているかを考えている、と答えたそうです。

どこを作用させたいか。これをアレクサンダーテクニークではリーディングエッジ(leading edge)といいます。

鍵盤をリーディングエッジにする人もいますし、ハンマーをLEにする人もいます。ピアノ線もLEになり得るでしょうね。

このハンマーは、ウールを圧縮したモノと考えて下さい。それでポンポンと、凄い力で張ったピアノ線を叩き、音を出すのです。鍵盤をむやみに叩いても、指がキーに当たる雑音と、鍵盤がキーベッドに当たる雑音が増すだけです。

ピアノにコンタクトする際、鍵盤で雑音を出さず、弦の振動と楽器の共鳴を殺さないこと。
それが美しい音を出すメカニズムです。

指、鍵盤、ハンマー、ピアノ線という順番に、音の源に迫ってきます。
正確にはハンマーとピアノ線の接触点で音が出ます。究極的なLEでしょう。

もう一度ご覧ください!
ピアノアクション


そして、もう一度、あなたの腕が鎖骨の付け根から始まっていることを思い出してください。

今日のミッション: 腕とピアノアクションの構造を知り、この白いものをポンポンいわせてあげよう!

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プロフィール

かおり

Author:かおり
美しい音を探求するピアノボディスクール
グランドピアノと骨格標本を使った講座・レッスンをしています。
HP kaorikitagawa.jimdo.com
もっといい音を出したい、楽に弾きたい、練習しても思うように弾けないというを方を、ピアノを弾く立場からナビゲート致します。

私自身、幾度も行き詰まりながら、再びピアノを弾けるまでに復活しました。

アレクサンダーテクニーク教師養成コース研修生として、美しい音と心と体にやさしいピアノ演奏を探求中。
Body Thinkingコーチ。

クラシックをメインに、ソロコンサートなど演奏活動をしています。

TOEIC970・日英通訳。

ジュリア・キャメロンのモーニングページ、アーティスツウェイを唱道しています。

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