脊椎の弯曲構造 ピアニストのための解剖学

頭と脊椎の関係が心身の性能発揮を支配することを、先日のブログでアレクサンダーテクニークの根幹としてご紹介しました。http://kaorilavender.blog.fc2.com/blog-entry-384.html

今日はその脊椎についてです。

真ん中の、側面から見た脊椎の図では、顔が左を向いています。しいて付け加えるとこんな感じ。
イラストが頭でっかちで、サイズが不釣り合いですが、そこはご容赦を。
横からみた頭蓋骨
脊椎を3方向からみた図

出典: 瑜伽 皮拉提斯 身體的覺醒

ちょうど後頭骨の底と頸椎の一番上が、接しています。ほんの指のはら位の接点で。
その上で頭が微細に動けるのです。AO関節(環椎後頭骨関節)ともいいます。

さてその背骨↑。人間の背骨は、横から見るとこんなにカーブしているんですよ。

S字どころではありません。

1.まず、頸椎が前弯。 この方向からみるとややCのようなカーブをしています。
2.   胸椎が後弯。 肺と心臓が入る胸郭を作って逆Cのカーブ。
3.   腰椎が前弯。 おおきなCカーブ。

その下が仙骨。上図は中国語で、仙椎の意ですね。
4.   腰椎と仙骨の間は、急激に右に折れています。仙骨の始まりがほぼ水平になります。
5.そして仙骨と尾てい骨(尾骨)も後弯。逆Cカーブです。

#ご自分の背骨に自然なカーブがたくさんあることを許してあげましょう。

それから、背中側のとげとげが結構厚みがありますので、背骨は思ったより体の中心よりにあります。
背中から触れるのは、トリケラトプスの背びれではありませんが、突起であって、背骨本体の椎骨ではありません。

#脊髄の入った、椎間板をクッションとする椎骨は、もっと前側に位置しています。

#そして、椎間板(青い部分)の厚みは、背骨の長さのおよそ4から5分の1を占めています。結構厚いのです。

これら3つの###を思うだけで、ご自分の体に関する認識が変わります。

このデザインに反した動きや姿勢をしようとすると、椎間板がつぶれて、性能が発揮できなくなります。
はては、痛みや、麻痺につながってしまいます。さんざん学校で教わった”気を付け”が、実は罠だったのです。

私たちがやりたいことは、この骨格デザインに沿った動きでピアノを弾くことです。

もう一度ご覧下さい。もう少しリアルな頭がありました。
頭と脊椎 横からみた図



今日のミッション: 脊椎はくねくねがいっぱいで柔軟性に富んでいる。そしてずっと体の中心にあると心得よ!

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プロフィール

かおり

Author:かおり
美しい音を探求するピアノボディスクール
グランドピアノと骨格標本を使った講座・レッスンをしています。
HP kaorikitagawa.jimdo.com
もっといい音を出したい、楽に弾きたい、練習しても思うように弾けないというを方を、ピアノを弾く立場からナビゲート致します。

私自身、幾度も行き詰まりながら、再びピアノを弾けるまでに復活しました。

アレクサンダーテクニーク教師養成コース研修生として、美しい音と心と体にやさしいピアノ演奏を探求中。
Body Thinkingコーチ。

クラシックをメインに、ソロコンサートなど演奏活動をしています。

TOEIC970・日英通訳。

ジュリア・キャメロンのモーニングページ、アーティスツウェイを唱道しています。

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