アレクサンダーテクニーク研修生によるピアノレッスン

ピアニスティックノート

12/30のブログで、坐骨で座り、その上で骨盤が揺れることが出来ることをご紹介しました。http://kaorilavender.blog.fc2.com/blog-entry-389.html

骨盤にはもう一つ大切な役割があります。それは上体を倒す動きを、大腿骨との間の股関節でできるということ!

上体を前後に動かすことは演奏に不可欠です。その時、上体が股関節から動けること思うことが役に立ちます。

股関節はよく聞く言葉でもあり、語感から”こかん”をイメージするかもしれませんが、股・関節なのです♪

その正確な位置を確認してみましょう。
股関節
関節痛.guideさんHPより

人体でもっとも大きな大腿骨が先端で折れて、骨頭という球状部分が骨盤の穴にはまっています。
この外側の大きな角を大転子(だいてんし)と言います。ごりごりして外から触れることができます。

つまり、球が穴にハマっている股関節の箇所は大転子よりずっと内側。
そして座面にあたる2つのごりごりは?はい、坐骨でしたね。

股関節の位置、思っていた通りでしたか?

正面から↑見ると寛骨(腸骨)と坐骨のだいたい中間ですね。そこに大腿骨が付いていて、動かすことができるのです。同時に骨盤を前後に動かすことができます。

脚はまっすぐ体についているのではなく、微妙に膝から上ににつれ、外に向いていて、骨盤にはまるところでぐっと内側に折れています。こういう角度の存在をイメージすることは、脚を使う上で大切です。

なんでこれをピアニストのためのボディシンキングとしてご紹介するかというと、私たちは上体を傾けようとしたり、頭を楽譜に近づけようとしたりするかわりに、背骨を不自然に曲げてしまうことがとても多いからです。

背骨はよく曲がるものですが、もしデザインに反した動きをすると、どこか筋肉に負担がかかります。
結果として脊椎の椎間板が圧迫されてしまい、あなたの体は機能を存分に発揮できなくなってしまいます。ウエストのあたりでカクっと腰を反らせる癖が私にもありました。人によってはぐにゃっと前に曲げてしまうかもしれませんね。

姿勢が悪いとか、背筋をのばしなさい、という言葉はあらゆる教育の現場で耳にします。大人が子どもに、先生が生徒につい言ってしまう言葉です。

注意すべきは、その時に無理に脊椎をのばしても、無理に折り曲げても、いいことはない、ということです。

上体の角度は、坐骨でのロッキングチェア運動、そして股関節での骨盤の前傾、後傾とで動かすことが出来るのです。

また、気を付けの状態は自然なデザインより反りすぎていますので、ホームポジションとして体の構造にかなった角度は前のめりに感じるかもしれません。前傾しすぎ?!と最初は思えたとしても、それは見た目も美しく、体感的にもじきに慣れます。

さて、最後に大腰筋という大きな筋肉についてご紹介します。
大腰筋によって脊椎のかなり上の方から↓大腿骨までがつながれています。図の上の方に、一番下の肋骨が見えます。
腸腰筋
墨田区・かず治療院さんのHPより

この大腰筋が不必要に緊張すると、大腿骨と骨盤を上手く股関節で動かすことが難しくなってしまいます。当然背骨にもプレッシャーがかかってしまいます。

とっても大きな筋肉ですね。そしてボディシンキングでもとても重要なので覚えておいてください。腸骨筋と合わせて腸腰筋と呼ぶこともあります。

今日のミッション:股関節の位置を知って、そこから上体を前後に動かしてみよう!
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プロフィール

かおり

Author:かおり
アレクサンダーテクニーク研修生によるピアノレッスン
グランドピアノと演奏に役立つ解剖学を使ってレッスンをしています。
HP kaorikitagawa.jimdo.com
もっと上達したい、いい音を出したい、楽に弾きたい、練習しても思うように弾けないというを方を、ピアノを弾く立場からナビゲート致します。

私自身、幾度も行き詰まりながら、再びピアノを弾けるまでに復活し、念願のオーケストラとの共演も果たしました。

アレクサンダーテクニーク教師養成コース研修生として、美しい音と心と体にやさしいピアノ演奏を探求中。
Body Thinkingコーチ。

クラシックをメインに、ソロコンサートなど演奏活動をしています。

TOEIC970・日英通訳。

ジュリア・キャメロンのモーニングページ、アーティスツウェイを唱道しています。

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