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橈骨と尺骨Vol.2 肘と手首 ピアニストのための解剖学

2014.01.18(08:59) 406

1/13、橈骨と尺骨という前腕の骨を取り上げました。

手のひらを下に向けたり上に向けたりと、トレモロなどピアノ奏法で多用する動きが、回内、回外です。
尺骨の上に橈骨が交差する動きで起こります。

この橈骨と尺骨の上端は、上腕骨と共に肘関節になります。

回内・回外はあたかも手首で回っているように見えますけどね。

ここで注目戴きたいのは、上腕骨にしっかりとハマっているのは尺骨だけということです。
尺骨の穴に、上腕骨の滑車(丸い部分)が入っています。ここで肘の曲げ伸ばしが主に起こります。

肘の側面を外側から見たところ↓
上腕滑車

橈骨は、尺骨に輪状靭帯↓という輪ゴムのような組織で添えられています。
輪状靭帯

つまり、肘とは、

上腕骨と尺骨 蝶番関節 腕尺関節 しっかりハマっている いわゆる肘の曲げ伸ばしが起こる  

尺骨と橈骨の 車軸関節 橈尺関節 先日説明した、くるっくるっ が起こる

上腕骨と橈骨      腕橈関節 接している程度

という具合に、3つの骨が三様に接している、大変複雑で繊細な関節なのです。

野球の投手が肘を痛めやすいのはこの複雑な関節を酷使するからです。しっかりハマっている腕尺以外は靭帯でついています。スポーツで痛めやすいわけですね。

尺骨は上腕とつながりが強いことは覚えて戴きましたか?

一方、橈骨は 手根骨(↓茶色い字)と接し、”手”のパーツにつながります。
右手を甲側から見た図↓ 一番左が親指
手根骨
つまり肘から先は

コアと腕 尺骨  (小指側の手根と尺骨はすき間が↑かなりあいています。その役割はまた後日)

手根と指 橈骨

という2チームに大別されます。

言い換えると

コアの力を伝え、前腕を支えるのは尺骨=小指側
尺骨を軸とし回転する橈骨。 それによって手、指も回転する=親指側

ということです。

今日のミッション:2つのチームと特徴を覚えよう。
尺骨は小指側で上腕とガッチリ。回内・回外運動の軸となる。
橈骨は親指側で手と指とつながり、尺骨を軸に機敏に動ける。

ピアニスティックノート


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