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インプットはこつこつと 生産的であるためのサイクル作り その2

その2

ショックには背景がありました。

かつての私は、つごう1000人ものお客さんを接客し商談し、セールスレターを書き、毎日Eメールを書き、電話会議をし、取引先に文書や仕様書を提出して過ごしていました。ビジネスとはいえ、いわば話し言葉と書き言葉を毎日駆使していました。

家庭に入ったあとも、河川を考える委員になり区役所や建設省の人もいる会議に出席して発言したり、マンションの広報誌の座談会に出席したり、東電のモニターになって毎月モニター会議に出席し、ついには原発を見学してアンケートに答えたり(実話です。福島に行きました)、生協の会員誌に商品の感想を投稿したりしていました。

仕事でないながら、いろんなことを発言していました。ちなみに各種モニターや座談会はちょっとした副収入にもなり、一石二鳥でもありました。座談会に出るにあたっては、カードに意見やネタを書いて何枚か持参し、他の人に驚かれたくらいです。損な気合を入れて来る人は珍しかったようで。

それが子育てに没入した途端、な~んにも発信できなくなっていたのです。ガーン、ガーン、ガーン!

赤ちゃんを産んですぐは、会話力の低下を実感する人は多いと思います。上の子がもう大きくて、園とのかかわりが有ったりすれば違うのでしょうが、一人目のお母さんは、バブバブの赤ちゃんと、一日中まず無口に過ごします。使わない機能は低下するのはご存じのとおりですね。

産後4か月でピアノのレッスンを真剣に再開していました。新しい先生に教わったことを練習するのがやっとで(今思えばそれはよかったのですが)、次のレッスンまでにどれだけ練習できるかばかり考えていました。

おかげさまで、息子が5か月の時ピアノ講師の方々とカワイ青山のサロンで演奏させていただき、9か月の時にはシンフォニーヒルズで区の主催する音楽祭に出演させていただきました。0歳児の母なりにピアノを頑張っていました。

ですが、その他は何もやっていないのですから、できなくて当然でした。しかも、ピアノだけでは自分は満足しない、という衝撃の事実も明らかになりました。

自ら望んでそういう生活をしておきながら。

”ピアノを弾いた時しか私は社会的に存在しないの?”

というところまで妄想が進みかけた頃、たまたま近所にできたブックオフである本に出会いました。

その3に続く

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