指と背中の意外な関係 広背筋 ピアニストのための解剖学

ピアノを弾いていると、指を動かすことが最重要課題のように思えてきます。 
指だけをいかに動かすか、と考えてしまうかもしれません。 

しかし指や腕は、それのみで動いているのではありません。

腕の上部には広背筋という、とても大きな背中の筋肉がついています。 

ということは、
↓この文字通り広範囲におよぶ広背筋が、適切に働けばピアノ演奏の大きな味方になり、
邪魔をすれば演奏の邪魔になる、ということです。
広背筋 
こちらは大円筋。↓やはり腕についています。
大円筋

肩甲骨から上腕についています。
肩甲骨も腕について来ることが大切だとわかります。 
上の図の通り、広背筋はなんと骨盤から腕の上の方まで続いています。 

つまり、手の末端は指先で、もう一つの末端ははるか遠く、お尻なのです。
手や腕は単独で動いているのではないことがよくわかります。 

よって、仙骨、尾てい骨のほうに寄りかかり、骨盤を後ろに寝かせて座ったり、腰やお尻に余計な緊張があると、腕のフリーダムも損なわれます。  

腰を不必要に力を入れて反らせることも、みぞおちをつぶして前にかがむことも、腕のためになりません。 

大円筋がついていますから、肩甲骨を後ろに引くことも指の助けになりません。 

ピアノは自分の前側で弾きたいですよね。
  

広背筋を活かすには、前にもお話しした通り、まず坐骨の底のカーブで座ること。
股関節を軸とする骨盤の前傾を許してあげます。
そして、ヒップあたりの広背筋からも指にパワーが伝わることをイメージしましょう。

そしてもちろんアレクサンダーテクニークの原理、頭が脊椎の一番上で自由に動けることを思います。 

 今日のミッション:広背筋を知って、指の動きに貢献してもらおう!

きたがわかおり

体験セミナー 2/25,3/31 @江東

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