バレンボイムのマスタークラス

10/27
Youtubeで、D.バレンボイムがランランやアレッシオ・バックスにベートーベンの後期ソナタのマスタークラスを教えているビデオを見ました。いくつかのチャンネルでまとめられています。字幕はないことが多いです。

ランランが熱情で、バックスがハンマークラヴィーアの最終楽章です。まずバックスが一回弾いてみせるだけで、何回も動画を再生しなければなりません。大曲ですよね。バレンボイムの教えは音楽の意味を大変重視するもので、テクニックはそれを実行するものでしかないという感じです。そのお手本は本当にすごい!!

バックスは東京でリサイタルを聞いたことがあります。浜松そしてリーズコンクールの覇者です。今回の動画でもそのナイスガイぶりは伺えました。それだけでも見る甲斐があります。ランランは本当に目玉しか目に入らないんです。テクニックもすごいですけど、それよりインパクトがある表情は、やはり個性。こうですか?と弾いてみるときも言葉より目がそう言っているみたい。

さて、ランランのレッスンの最後に質問コーナーがありまして、見学者がベートーベンのソナタで大事な要素はなんですか?とバレンボイムに尋ねました。(幸運にも字幕がある動画です。

音楽は、テクニック、感情、リズム、音という要素を別々に考えるものではない、インテグリティ(統合)だよ、という答えでした。ここはリズムはこう、ここは情感豊かに、とかそういうのは単なる音であり、統合された音楽ではない。さすがバレンボイム。音楽をそういう風に表してくれる言葉は初めて聞いた気がします。

私はこのインテグリティという言葉が大変気に入りました。先日のATで自分とピアノと音楽が一体になって躍動したように感じた瞬間がありました。そうだ、自分もその中にはいっているんだ、と実感しました。

今日はモーツァルトを一通り練習した後、革命を練習しました。いろいろ練習して、もう一度頭から弾く時、右手左手全身とにかく音楽のインテグリティが欲しい、とおでこに語りかけて、直ちに弾き始めました。レッスンで先生が助言してくれる代わりに、自分で言ってみたのです。

そうしたら左手の下降パッセージがすらすらと、右手の不穏な和音に続いて、音が鳴りました。弾けたというか、音が出ていました。まだまだ左手が死亡しそうになりますが、それでも思ったより回数多く練習することができました。バレンボイムの教えと、ATレッスンの統合じゃないですか!

イメージって大事。自分がイメージしたことを体は実行してくれるんですね。体も思念と肉体の統合体です。自然の法則に基づいたものって、本質は一緒なんですよね。

いろんなマスタークラスを見ることができます。何か自分にこれだ、と響いてくるものが見つかったら素晴らしいと思います。
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プロフィール

かおり

Author:かおり
アレクサンダーテクニーク研修生によるピアノレッスン
グランドピアノと演奏に役立つ解剖学を使ってレッスンをしています。
HP kaorikitagawa.jimdo.com
もっと上達したい、いい音を出したい、楽に弾きたい、練習しても思うように弾けないというを方を、ピアノを弾く立場からナビゲート致します。

私自身、幾度も行き詰まりながら、再びピアノを弾けるまでに復活し、念願のオーケストラとの共演も果たしました。

アレクサンダーテクニーク教師養成コース研修生として、美しい音と心と体にやさしいピアノ演奏を探求中。
Body Thinkingコーチ。

クラシックをメインに、ソロコンサートなど演奏活動をしています。

TOEIC970・日英通訳。

ジュリア・キャメロンのモーニングページ、アーティスツウェイを唱道しています。

ツイッターアカウント@kaorilavender

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