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凝視すると逆効果? 周辺視野を使おう!

2014.04.09(06:30) 487

音が跳躍する時など、鍵盤を広範囲に見たい時がありますよね。 

そんな時、はずしたくない、とばかりに無意識にキーを凝視してしまうと、ちゃんと見ているはずなのに上手く弾けなくなってしまうことがあります。 

目をキーに近づけようとして、顔をぐっと前に出したりして、顔や首などに力が入ってしまうことがあります。 

 目の周りに力を入れても、さほど視力がアップすることはありません。

それどころか、見ようとすればするほど、視野は狭くなり、体は固くなり、指も楽に動かなくなるのです。 

なぜかというと、緊張すると頭と脊椎が接する関節の周りの筋肉が硬くなり、副作用の例として、脳から手先への指示がうまく流れなくなってしまうのです。 

筋肉が過剰に緊張しても視力が上がることはありません。むしろそこから冷静な判断を下すことがやりにくくなってしまいます。 

周りは見えている。見ようとしなくても情報は光の速さで入って来て網膜にうつる。

こういう言葉をアレクサンダーテクニークのレッスンでよくいわれます。 

そんな時は、楽に周りが目に入って来る、くらいの気持ちがいいのです。

周辺視野といって、まっすぐに凝視しなくても、視野に入って来る情報はきちんと来るのです。

 ガン見?!しなくても、ちゃんと脳は画像を処理しています。

むしろ見よう見ようとしないほうがアレクサンダーテクニークを使い易くなるのです。 

ベテランドライバーが車を運転している時、周りの状況を全般的に把握しています。

正面を向いてはいても、不穏な動きが視野に入れば、即座にキャッチしますよね。 

ドライバーの精神状態、体の動き共にいい状態であれば。

初心者の人が前を見ようとして顔を突き出して、結局視野がせばまって上手く運転できない、という姿を見たことがあるかもしれません。

 どうせ車の最前部は目で見えないのに、それを無理に乗り出して見ようとしていますよね。運転には不自然です。

車両感覚と言って、体より外側にあるものも自分の一部として感じ取る感覚を使って、車間距離をつかむべきなのです。 

共演者を凝視しなくても、楽譜を見て、手元を見て、かつ共演者の様子もうっすら視界に入る。

こういうことは指揮者を見る時などにオーケストラの人が使っている目の使い方かもしれません。

 ピアノに向かった時は、是非ベテラン安全ドライバーのように、鍵盤も楽譜も、ゆったりと目に入るにまかせてみましょう。 

 頭が繊細に動き、自分全体がそれについてくることを思いながら。

 今日のミッション:見たい時ほどピアノと自分との空間をイメージ。周辺視野で跳躍を見よう。


ピアニスティックノート


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