バーバラ・リスターシンクの演奏法

10/27
ATを習ったり、ピアニストのアドバイスを受けたりしています。ですが、さて私がこれからどういうスタイルでピアノをひけばいいのか、それがわかりませんでした。

端的にいえば、椅子を高くして、肘より手首が低くなり、腕を下すように弾くのか

はたまた椅子を低めにした、前腕が水平くらいになるようにして弾くのか。

それによって、前腕、手首、指すべての連動、力の伝達がきまります。

実は8年習った先生も、今年の春レッスンを受けた先生も、椅子を高く、とのご指示でした。最近それにはちょっと疑問をかんじていたんです。ちなみにお二人ともわたしより小柄です。

実はポロネーズなんかを弾くときは、その高さより低めにしたほうが弾きやすかったりします。1-2の指をストレッチして開くアルペジオなど横の動きが楽な気がします。高めにすると打鍵の正確性があがる気もするし。春に習った先生は、音がクリアになるから、チャイコフスキーのコンチェルトを弾いて実験してくれました。でも先生より私は背も高いし、そんなに椅子が高いと、鍵盤が遠いような気がして、地に足がつかない心もとなさが生まれるのです。それはわかってもらえない感覚でしょうね。

とにかく椅子を云々というのは正確な表現ではないですよね。体格も個人差があるし。いろんな人を観察するのですが、一長一短でベストがなにかわかりませんでした。万人への正解はないのかもしれません。

ところがまたまたYoutubeでBarbara Lister-sinkというピアニストのレッスンを見つけました。無駄な緊張をやめ、筋肉のコーディネーションを生かし、最小の力で最大の演奏効果をあげるがモットーの、かごのとりを放つ意味の Freeing the Caged Bird という講座です。何かに似ていますよね。

バーバラの構えは肘が低く、手首が頂点をなすものです。つまり椅子が低めのほう。その演奏している姿はエレガント、そして無駄な動きがない。とにかく美しいのです。それで彼女は痛みから解放され、疲れずに演奏することができるようになりました。これこそ私の探していたものです。

無駄な動きの見本は、ああやめて!という身につまされるようなもの。それを新しい動きに変えると、とっても美しいのです。絶対こっちになりたいって思います。

基本の打鍵は目からうろこで、上がった手が自由落下して、手首が頂点となって指を介して力が鍵盤に伝わります。肘の高さは、その頂点を使うために適切でなければなりません。

さっそく椅子を下げて、肘と手首の高さを見直しました。うん、いい感じ。響きが豊かなら、指で頑張ってつなげなくてもレガートを弾くことができます。だから痛くならないんですね。バーバラの演奏もみずみずしくてとっても素敵です。ATでワークした人みたいに、姿が美しい!!そしてラフマニノフも、ドビュッシーもショパンもなんでもござれです。

バレンティナ・リシッツアやユジャ・ワン、仲道郁代さんたち現代の女流ピアニストは、この肘低め手首頂点で構えています。晩年のルービンシュタイン、ホロヴィッツ、ミケランジェリなどの巨匠も肘低めの構えです。特にルービンシュタインの動きは自然できれいだと思います。

Barbara Lister-sink のチャンネルにレッスンの動画がいくつも抜粋されています。Freeing the Caged Bird

基本の打鍵の動画はこちら


なんか長年の疑問が一気に氷解した気がします。これでいい演奏めざします。
 
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かおり

Author:かおり
アレクサンダーテクニーク研修生によるピアノレッスン
グランドピアノと演奏に役立つ解剖学を使ってレッスンをしています。
HP kaorikitagawa.jimdo.com
もっと上達したい、いい音を出したい、楽に弾きたい、練習しても思うように弾けないというを方を、ピアノを弾く立場からナビゲート致します。

私自身、幾度も行き詰まりながら、再びピアノを弾けるまでに復活し、念願のオーケストラとの共演も果たしました。

アレクサンダーテクニーク教師養成コース研修生として、美しい音と心と体にやさしいピアノ演奏を探求中。
Body Thinkingコーチ。

クラシックをメインに、ソロコンサートなど演奏活動をしています。

TOEIC970・日英通訳。

ジュリア・キャメロンのモーニングページ、アーティスツウェイを唱道しています。

ツイッターアカウント@kaorilavender

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