それはただ速いだけ マリルーのレッスン

金曜日はマリルー先生のクラスでした。

マリルーはサウザンド・オークスという、LAの西にある自然豊かな町から来てくれました。


私はピアノで速いフレーズを弾くところを見てもらいました。
両手が16分音符の連続で、さらに右手に装飾音がつくという面白い(#^.^#)ところ。

1度目

4月からかなりレッスンを受け、練習している曲なので、
最初から結構よかったのですが。

マ:あなたの顔が何をしているか知っている?

私:??気づきませんでした。

マ:(私に方向性を促し)スマイルして弾いてみたら?

2度目

私:よくわからないけれど、違う!


マ:It is fast. それはただ速いの。

ただ、あなたは早さを予期して、顔に力を入れていたの。

私:なるほど。あと、頭の位置がいつもと違う。

It's just fast. そして顔でなにもしなくていい。自然なスマイル。


それで3度目の演奏。

聞いたことのない響きでした。

大きすぎず、繊細で美しく、道端にひっそり咲く花のようでした。


それは、美しく咲く花のように、もとからそこにあったのです。

私は速さにとらわれて、その美しさに気づかなかったのです。

生まれたものは、私が予期していた音質とは全く違ったのです。


マ:あなたの表情が変わっていたわよ。

私:純粋な喜びがありました。(そういう時は、すっごく嬉しい、とかでなく、純粋な喜びなんですよ。うるうる)

一度でしたが、素敵なレッスンでした。

ちなみにマリルーはガーシュウィンが大好きなのだそうです。

基本、ATのレッスンで
先生は選曲についてはなにも言わないのが普通なのですが、

やはり特別に言及していただけると嬉しいものです。

いつか演奏したら恩返しに音源を送ってさしあげたい!


私たちは、早く両手を動かしてフレーズをなんとかしよう、
と考えがちです。

でも、音楽の美しさは始めからそこにある。


頭と脊椎の関係性、自分の全体性を思い出し、

ただ、自分の邪魔をせず、ピアノの邪魔をせず、

音楽を奏でてあげれば、その自然な魅力はおのずと現れてくれるのですね。

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