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AT:古い使い方と、新しい使い方

2011.12.18(16:49) 84

先週のコンサートでは、こんな空気作ったことがない、という演奏を経験しました。どう変化しているか、マトリックスを作ってみました。


古い自分:コントロールには緊張が必要。固めてきっちり弾く。そう練習を積めば、おのずときっちり本番で弾ける。音よりも、手をコントロールすることに集中する。

新しい自分:頭と脊椎を解放して、コーディネーション(協調作用)を生むことが必要。コーディネーションが働けば、演奏は上手くいく。体より、音楽のイメージ、プランを持ち続ける。

先日、自分が舞台上の空気に溶け込んで、透明になったように感じたのですが、固めてきっちりをやらなかったことで、新しい体の感覚が生まれたのかもしれません。


ところが、2,3日前、子供とジブリソングを歌ったとき、”これくらいすぐ弾けるわよ”と思ったラピュタの歌が、あれれ??というくらい弾けませんでした。

どうも、古い自分と新しい自分が、自分の中で喧嘩してしまい、どっちもできなかったようなのです。古い自分ができなくて、まあよかったというべきか。とにかく、きっちりも弾けず、解放感もなく、情けなかった!!

モーツァルトで行った、緻密なプラン作りもなく、いきなり楽譜の指示する音だけを出そうとして、うまく弾けるわけありませんでした。とりあえず音を歌の通りだそうとすることは、ATでいうエンドゲイニング(結果を先取りしたがる行為)のようなものです。

この歌をこう盛り上げたい、こう演奏したい、というイメージがないと、協調作用は働いてくれません。音符を指で追うのではなく、頭の上でラピュタの歌が流れる、それに私のピアノが溶け合うように、とイメージしてあげたら、気持ち良い演奏ができそうです。

練習スタイルも変わってきそうです。しばらくは、ソロで協調作用を生かす練習を積んでいこうと思います。人と合わせる時にまず求められる音を出そうとする限り、また同じ痛みに苦しむことになると思うからです。



ピアニスティックノート


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