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きたがわ かおり アレクサンダーテクニーク教師(仮免許)

楽譜は平面でも、音楽の世界を見る

生徒さんとのレッスンでは、楽譜を見る、ということを取り上げることがあります。


指でやっていることに問題がなくとも、目の周りに力を入れることで、

首や肩にも影響がでるからです。

肩で10影響があれば、指先で100、1000になります。


繊細なタッチをコントロールするには、

できるだけ影響がないほうがいいのです。


譜面に、十六分音符の羅列が見えます。
(多くのピアニストは、その時点で心穏やかではなく、しばしば楽譜をにらんたりしてしまいます)

確かに紙は平面で、黒い音符がたくさん描かれていますが、
それでもそこに描かれている音楽の世界を見ましょう。

音楽の深い深い森へ、聞き手を誘いましょう。

そう、ロマン・ロランが傑作の森と評した、ベートーヴェンのピアノソナタ。
音楽で描かれた世界を見るつもりで楽譜を見ましょう。

表現したいものだけを考えます。
そして、レッスンした頭と脊椎の関係、体の使い方も考えます。

すると、オーロラ、とも呼ばれた、美しいロンドが流れてきました。
ピアノの森に包まれたようでした。

同じピアノなのに、最初に生徒さんが弾いてくださったのとは、音質も響きもまったく違っていました。

ご本人に確認しましたが、弾き方は変えたつもりがなかったのに。

私たちは音符とテクニックに頭がとらわれてしまいがちです。

それでも、一番いい音を引き出してくれるのは、

どんな音楽を描きたいか、こんな音楽にしたい、という望みなのです。


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