ピアノの不思議 交差弦と平行弦

グランドピアノの弦をよーく見たことはありますか?

弦が部分的に交差して張ってあることがあると思います。


その交差の仕方が、ピアノによっても違うことをご存知ですか?


大きなグランドピアノでは、一番低音域の弦(複数の音)が、右に重なるように張ってあることがあります。
交差弦

私のピアノは、ヘ音記号ぐらいのオクターブ分くらいから、一部が交差していました。


チェンバロも、すべて平行と交差があります。

平行なら、音域の弾き分けがやりやすいそうです。


ピアノの弦を交差させたのはスタインウェイ社だそうです。

低音の弦を長くすることができ、張りのバランスもとれて、

より強く弦を張ることができました。

それにより、よりブリリアントな響きが可能となったのです。


交差する、ということは、響きが多少なりとも干渉しあうことになります。


調律が不備なら濁りになりもするし、

その干渉がピアノ独特の音の豊かさ、さらにはカオスさ、にもつながります。


大きなグランドの低音交差弦は、豊かであり、濁りを作らない、というわけですね。

道理で音がいいんだ!


たまには弾くピアノの弦を見てみてください。

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